アーキテクツガーデン2006 ◇日本橋から「百貨店」と近代建築を見て歩く
主催:(社)日本建築家協会 関東・甲信越支部 保存問題委員会
日時:2006年10月28日(土)10:30~
コース:INAX銀座~明治屋~コレド日本橋~三菱倉庫~三越本店~森五ビル~日本銀行~INAX銀座
建築家とまちを歩きながら、近代建築の保存について考えるまち歩きイベント。いろんな事情があって数年ぶりに参加。
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明治屋(竣工/1933年)設計者/曽禰中条建築事務所 施工者/竹中工務店
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コレド日本橋(元、東急百貨店、その前は白木屋百貨店)。東急百貨店があった時にもここには来たことがなかったな~。コレド日本橋になってからも、来たのはきょうが初めてだ。建物の裏にこんな広場があったなんて知らなかったな。
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移動中に見えたビルの谷間の向こうの雲がすごく気になったんだ。
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三菱倉庫ビル(竣工/1930年)設計者/三菱倉庫 施工者/竹中工務店
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三越本店の屋上。そこから見えるこの高いビルは何というビルだろう・・・。
三越本店(竣工/1927年)設計者/横河民輔 施工者/横河工務所
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森五ビル(竣工/1931年)設計者/森野藤吾 施工者/竹中工務店
何の変哲もないビル外観。どこに見る価値があるのか、同行の建築家に質問したところ、75年前のビルが現在のビルに同化して違和感を感じさせないところに先進性があるという返事が返ってきた。ふ~ん、そうなのか・・・。
←森五ビル玄関の天井にあるタイル壁画。
外観の暗さに比べて、素朴な明るさがあるね。
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森五ビルの裏手をウロウロしてたら、ミゼットを発見。2003年1月から2004年8月までの20ヶ月、ボクはこの車と同型の色違いの車にパンを積んで、杉並・中野・練馬を売り歩いていたんだ。
■昭和6~8年頃(1931年~1933年)は、日本の近代建築の黄金期だったという。「東洋一」を目指した戦前の日本人の精神性をいまこそ再評価すべきだろう。
戦前を全否定する戦後教育の中で育ったボクらが、戦前の日本人の近代精神というか背負っているものの重さというか、高さというのを感じるには、帝都の中心にある現存する戦前の近代建築は優れたテキストなのかもしれないな。