シド・バレット((Roger Keith Barrett/享年60歳)と甲斐智枝美(享年43歳)の死が同時に伝わって来た。
シドは7月7日(金)ケンブリッジの自宅にて逝去とのこと。
甲斐智枝美も自宅で、彼女は首吊り自殺だ。発見者は息子。ジーザス!!
1965年にピンク・フロイドを結成し、薬物の影響からか精神的に不安定となり1stアルバム『夜明けの口笛吹き』リリース後、シド・バレットは1969年にはバンド離脱を余儀なくさせられる。
同じ年にブライアン・ジョーンズはプールで死体で発見された。
1975年リリースのフロイドのアルバム「Wish You Were Here」(邦題はなぜか「炎」)は、結成から10年の作品だったのか。
わずか4年間のピンク・フロイド在籍期間。在籍中にリリースされたアルバムは、〝THE PIPER AT THE GATES OF DAWN〟(邦題:夜明けの口笛吹き。1967年発表/全英チャート:6位)1枚のみ。
このアルバムのプロデューサーは、ビートルズのアルバム(ラバーソウルまで)のエンジニを担当していたノーマン・スミス。 フロイドがこのアルバムをアビーロード・スタジオでレコーディングしていた隣で、ビートルズは「サージェント・ペパーズ~」をレコーディングしており、フロイドを見学にきたポール・マッカートニーは、後のインタビューで「彼らにノックアウトされた」と語っているとか。
その後、何作かのソロ・アルバムはあるものの、その存在は神格化されて来た。
よかったのか、悪かったのか。
その死によって、神話はますます深まっていく。数々の妄想と憶測といいように作られる幻想によって。
70年代半ばからはケンブリッジの実家に引きこもり隠遁生活を送っていたとのこと。精神を深く病むくらいにケンブリッジは静かで美しい土地に違いない。
合掌
PS.ネットでいろいろ情報を漁っていたら、長年聴きたくてしょうがなかったピンク・フロイドの〝See Emily Play〟と〝Arnold Layne〟が入っているアルバムがようやくわかったのだ。
エコーズ~啓示 ザ・ベスト・オブ・ピンク・フロイド
東芝EMI (規格番号:TOCP-65910/1)
発売日 2001年11月05日
ディスク枚数 2
3,670円(税込)
DISC1
1,Astronomy Domine
2,See Emily Play
3,The Happiest Days Of Our Lies
4,Another Brick In The Wall(PART2)
5,Echoes
6,Hey You
7,Marooned
8,The Great Gig In The Sky
9,Set The Controls For The Heart Of The Sun
10,Money
11,Keep Talking
12,Sheep
13,Sorrow
DISC 2
1,Shine On You Crazy Diamond(PART1~7)
2,Time
3,The Fletcher Memorial Home
4,Comfortably Numb
5,When The Tigers Broke Free
6,One Of These Days
7,Us And Them
8,Learning To Fly
9,Arnold Layne
10,Wish You Were Here
11,Jugband Blues
12,High Hopes
13,Bike
買うぜ!!